(出典：株式会社アクティオ)
総合建設機械レンタルを手がける株式会社アクティオは、2025年11月1日より、建設車両の無人レンタルサービス「アクスポ」を佐賀県鳥栖市のアクティオ鳥栖営業所で開始した。今後は全国への展開を予定しており、建設業界の省人化と業務効率化に寄与する新たなサービスとして注目を集めている。
人手不足が深刻化する建設業界では、限られた人員での業務遂行が求められ、早朝・夜間対応や休日出庫など、労働環境の改善が喫緊の課題となっている。「アクスポ」は、これまで有人対応が必要だったレンタル手続きや出庫・返却を完全無人化することで、利用者の利便性を高めるとともに、働き手の負担軽減を図る仕組みである。
(出典：株式会社アクティオ)
利用手順はシンプルで、事前登録後に発行される会員カードまたはQRコードを用い、鍵管理機にタッチするだけで車両を貸出・返却できる。貸出・返却はいずれも24時間365日対応可能で、早朝作業や急な業務にも柔軟に対応できる点が大きな特徴である。これにより、利用者は長時間待機の必要がなくなり、コスト削減にもつながる。
また、アクティオ側にとっても、土日祝日の無人出庫が可能となることで時間外労働を削減できるほか、今後は建設車両以外のレンタル商材にも同システムを拡大し、無人貸出・返却の新たなビジネスモデル創出を目指すとしている。
アクティオは今後も、同社の強みである「レンサルティング（Rental + Consulting）」のノウハウを活かし、現場の効率化と労働環境の改善に資するソリューションを展開していく方針である。