(出典:株式会社アクティオ)
総合建設機械レンタルの株式会社アクティオは、建設車両の無人レンタルサービス「アクスポ」を2025年10月1日より、京都府京都市のアクティオ京都営業所にて開始した。今後は全国への順次展開を予定している。
建設業界では高齢化や人手不足が深刻化し、限られた人員での効率的な業務運営が求められている。「アクスポ」はこの課題に対応する新たな仕組みとして、建設車両の貸出から返却までを完全無人で行うシステムを導入した。24時間365日いつでも利用できる柔軟なレンタル環境を実現することで、現場の生産性向上と働き方改革の両立を目指している。
(出典:株式会社アクティオ)
利用手順は、専用の申込用紙で会員登録後、電話で車両を予約。貸出日にアクスポ店舗を訪れ、会員カードまたはQRコードと免許証を鍵管理機にかざすだけで、車両の鍵を受け取り、スムーズにレンタルが可能となる。返却時も同様に無人で完結する仕組みである。
無人化により、早朝や夜間の利用にも対応できる点が大きな特徴だ。従来は前日に車両を受け取る必要があったが、当日早朝から作業を開始できるため、時間的ロスとコストを削減できる。加えて、土日・祝日の出庫対応を無人化することで、従業員の時間外労働を減らし、労働環境の改善にもつながる。
アクティオでは、建設機械の提供にとどまらず、レンタルを通じた業務改善支援「レンサルティング」を推進している。「アクスポ」はその理念を体現するサービスとして、今後は建設車両に限らず、他のレンタル商材にも無人化システムを水平展開していく方針だ。
アクティオは今後も、現場の効率化と働きやすい社会の実現に貢献する新しい仕組みづくりを進めていくとしている。