(出典:KAFLIX CLOUD株式会社)
JR東日本レンタリース株式会社は、2025年6月16日より、東日本エリアの「駅レンタカー」28営業所において、KAFLIX CLOUD株式会社製のセルフチェックイン機を本格導入した。今回の取り組みは、店舗の業務効率化と人員不足への対応を目的としており、現場スタッフの負担軽減と顧客対応力の両立を図る施策として注目されている。
背景には、レンタカー利用の増加に伴い、受付業務の集中や多言語対応の必要性が高まっていることがある。従来は対面での手続きが主であったが、利用者のチェックインから契約、決済、出発確認までを自動で処理できる同端末の導入により、1組あたりの対応時間は約3〜5分へと短縮された。
本件は、2024年5月にJR東日本レンタリースと株式会社駅レンタカーシステムが、KAFLIX CLOUDと締結したDXソリューション契約に基づくものである。導入により、スタッフの業務負担が軽減されるだけでなく、多言語対応・ペーパーレス化といった付加価値が加わることで、顧客の満足度向上にも寄与する見込みである。
特に、繁忙期や人員確保が難しい時間帯において、機械による自動対応が受付のボトルネックを解消し、現場の省力化を実現する。人的リソースをサービス品質維持やイレギュラー対応に集中できるようになることも、店舗運営上の大きな利点である。
JR東日本レンタリースは、鉄道とのシームレスな移動を目指すモビリティサービスの一環として、今後もDXの推進に取り組む方針である。また、KAFLIX CLOUDは今後も全国の駅レンタカー店舗への展開を視野に、セルフチェックイン機の活用を通じて現場の負担軽減と利便性向上に貢献していく構えだ。