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3時間980円・無人運用、テラニシモータース「セルフレンタカー」本格始動

(出典:テラニシモータース株式会社)

テラニシモータース株式会社は、全国100拠点体制の構築を目指す「セルフレンタカー計画」を本格始動した。すでに大阪府内の門真・枚方で展開しており、2025年9月17日には新大阪駅前ステーションをオープン、さらに10月には京都・豊中へと拡大する予定である。3時間980円から利用でき、予約から解錠・返却までスマートフォン1台で完結する完全無人型サービスであり、24時間365日いつでも利用可能な利便性の高い新しいモビリティとして注目されている。

セルフレンタカーは、受付手続きや営業時間の制約といった従来型レンタカーの課題を解消し、急な利用にも対応できる点が特徴である。専用アプリやWebサイトで予約後、そのまま車両の施錠・解錠が可能で、深夜や早朝でも即時利用ができる。今後は全国拠点の拡充に合わせてEVの導入も検討しており、環境負荷の低い移動手段としての発展も期待される。

背景として、若者のマイカー離れや訪日観光客の増加、地方の移動手段不足など、社会全体で「所有からシェアへ」の潮流が強まっていることが挙げられる。セルフレンタカーは必要な時にだけ使える柔軟な移動手段として、生活インフラとしての役割が高まっている。

特に注目されるのが軽トラックのセルフレンタカーである。単身引っ越しやフリマ出店、家具の持ち運びなどに適しており、3時間980円で利用できる低コスト性と、普通免許で運転できる手軽さから若年層や個人事業主に支持されている。小回りの良さから観光地や農作業用途でも需要が高い。

新大阪駅前ステーションの開設により、新幹線利用者の移動効率も大きく向上する見込みである。観光DXや地域経済活性化にも貢献し、周辺消費を促す効果も期待される。テラニシモータースは、今後もカーシェアリングとの連携やEV導入を進め、持続可能な移動手段の提供を目指していく方針である。

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