
(出典:筑後地区観光協議会)
福岡県うきは市は、地域スポーツチームと連携したラッピングレンタカー事業「スポサポレンタカー」に自治体として初めて予算を投じて参画し、2026年2月6日よりサービスを開始した。拠点はJR筑後吉井駅東口から徒歩約1分の駐車場で、観光客や市民の二次交通手段を確保すると同時に、地域スポーツの支援を図る新たな取り組みである。
(出典:筑後地区観光協議会)
連携するのは、うきは市を拠点に活動するラグビーチームルリーロ福岡である。車両には、市公式マスコットキャラクター「うきぴー」とチームロゴを組み合わせたコラボレーションデザインを施し、街を走ることで自然な形でチームと地域の魅力を発信する。今回、うきは市がラッピング費用を協賛する形で参画し、売上の一部をチームへ還元する仕組みを構築。移動サービスの提供とスポーツ振興を両立させるモデルとなっている。
運営を担うのは福岡市に本社を置くMOVIN株式会社だ。予約・決済・免許確認までをLINEで完結できる利便性に加え、24時間無人運営を実現している点が特徴である。料金は12時間1,500円からと低価格に設定され、観光客のみならず地域住民の日常利用も想定する。利用者は公式LINEを友達追加後、特設サイトから申し込み、案内に沿って出発・返却を設定。前日または当日に車両写真が送付され、指定駐車場で受け取り・返却を行う。
地方都市では鉄道駅から観光地や郊外施設への移動手段が限られるケースが多く、二次交通の確保は重要課題である。本施策は、低コストかつ無人運営という効率性を備えつつ、地域クラブへの資金循環を生み出す点で先進的である。自治体が広告費を通じてモビリティ事業に関与する本モデルは、観光振興とスポーツ支援を一体化した持続可能な地域活性化策として注目される。