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N.mobi×恩納村で実現、EVカーシェアが描くサステナブルな観光地図

(出典:株式会社OTSサービス経営研究所)

沖縄県恩納村エリアのホテルにて、電気自動車(EV)を活用したカーシェアサービスが開始された。運営は、株式会社OTSサービス経営研究所NTTビジネスソリューションズによるもので、脱炭素社会の実現に向けた観光地での先進的な取り組みとして注目されている。

(出典:株式会社OTSサービス経営研究所)

本サービスでは、ホテルの駐車場に設置されたEVカーシェアステーションから、スマートフォンアプリ「N.mobi(エヌモビ)」を用いて24時間365日、EVを予約・利用できる。入会金や月額基本料、距離料金は不要で、15分単位の時間課金のみで利用できる手軽さが特徴である。予約、ドアロック操作、決済までがアプリで完結するため、旅行者は非対面かつスムーズに利用可能だ。

導入の背景には、那覇空港周辺に集中するレンタカー利用による渋滞や、県内のCO₂排出量削減という課題がある。来訪者は空港から恩納村エリアのホテルまでリムジンバスで移動し、その後はEVで観光地を巡るスタイルが提案されており、一人あたりの輸送にかかる環境負荷を大幅に低減できる。

(出典:株式会社OTSサービス経営研究所)

さらに現在、沖縄バスが運行する空港リムジンバスの利用者を対象に、EVカーシェアの利用料金が1,500円割引となるキャンペーンを実施中である。公共交通とカーシェアの連携により、利便性と環境配慮の両立を図る試みとなっている。

利用者の安心を支えるため、24時間対応のコールセンターやロードサービス、330円の「安心サポート」による補償制度も用意されている。EVのバッテリー残量や走行可能距離はアプリ上で事前確認ができ、観光地での不安を軽減している点も評価されている。

今後は、自然エネルギーによるEV充電インフラの整備や、地域企業・行政との連携を深めた持続可能な観光モデルの構築が計画されている。EVカーシェアの導入は、沖縄観光の新たな選択肢として、移動の自由と環境配慮を両立させる可能性を秘めている。

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