株式会社REXEVは、同社が展開するEVカーシェアリングサービス「eemo」に新たに中国の電気自動車(EV)メーカーBYDの車種を追加することを発表した。今回導入されるのは「BYD ATTO 3」と「BYD DOLPHIN」の2車種で、ATTO 3は2025年1月から、DOLPHINは2月から提供を開始する。
BYDは世界的に注目を集めるEVメーカーであり、高いコストパフォーマンスや高度なバッテリー技術で知られる。今回の導入により、eemoは全7車種の多様なラインナップを揃え、利用者のニーズにより細かく対応できる体制を強化する。
SUVタイプのATTO 3は、470kmの航続距離を実現し、長距離ドライブにも適したモデルである。流線型のデザインと広々とした車内空間を特徴とし、家族向けの利用やレジャーに最適だ。レンタル料金は15分374円(税込)からとなっており、「レンたび」キャンペーン期間中(2025年3月31日まで)は15分264円(税込)で利用可能である。
一方のDOLPHINは、コンパクトなサイズで都市部の利用に適しており、デザインには海を泳ぐイルカをモチーフに採用。機械式駐車場にも対応する利便性の高さが特徴となっている。レンタル料金は15分264円(税込)からとなっている。
eemoのサービスは、スマートフォンを利用して車両予約から開錠、決済まで完結する手軽さが特徴だ。15分単位から利用でき、24時間対応。利用者は、可能な限り地域の再生可能エネルギーで充電されたEVを使用できる。また、災害時には「動く蓄電池」として避難所などに電力供給が可能なシステムも備えている。
今後もREXEVは、EVの走る楽しみを提供しながら、持続可能なスマートモビリティ社会の実現を目指す方針だ。