カーシェアサービス「カリテコ」を運営する名鉄協商株式会社(以下、名鉄協商)と「dカーシェア」を運営する株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、2023年6月28日から、試験導入を除く初のEV提供を開始すると発表した。これを記念したキャンペーンも同時に実施する。
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名鉄協商とドコモは、2023年2月より、カーボンニュートラルを推進するため、カーシェアの共同運営と事業推進について連携し、電気自動車(EV)の導入準備を進めてきた。今回提供開始となるEVはNISSAN製「サクラ」2台で、1台ずつ名鉄協商パーキング「かこまち」と「名駅」に配備される。使用料金は15分あたり180円(税込)から利用可能だ。今後、名古屋市内を始めとするエリアから順次拡大する予定である。
また、EV導入を記念したキャンペーンはカリテコ会員向けとdカーシェア会員向けに分けられ、カリテコ会員は予約と2時間以上の利用を行うことで1,000円分のクーポン(500円分×2回)を得られる。一方、dカーシェア会員は、愛知県、岐阜県、三重県に在住する会員が対象で、500円クーポンを3枚獲得できる。これらのキャンペーンは2023年6月28日からスタートし、カリテコ会員向けキャンペーンは9月30日まで、dカーシェア会員向けキャンペーンは7月31日までの期間で行われる。
カリテコは名鉄協商が2009年に開始したカーシェアリングサービスで、現在では中部地方4県(愛知、岐阜、三重、静岡)、東京、金沢でサービスを提供しており、ステーション数は386ヵ所、車両数は503台に及ぶ。鉄道の主要駅を中心に、利便性を考慮したステーション配置を行っている。また、名鉄協商パーキングの無料利用や交通系ICカードによるドアロック開閉など、利用者にとって便利なサービスを提供している。
名鉄協商とドコモの共同運営によるカーシェア事業は、EVの活用により環境負荷を軽減するだけでなく、利便性の高さを活かしたサービス展開により、多くの利用者にとって魅力的な選択肢となりつつある。
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