
大阪府箕面市のまらねろレンタリース株式会社は、紅葉シーズンの事故抑止を目的に「#ながらスマホしません」宣言キャンペーンを11月1日から12月1日まで実施する。運転中のスマートフォン操作をしないことを宣言し、目的地到着後にInstagramで投稿した利用者には、レンタカー料金を日額15,400円(税込)から一律9,900円(税込)へ割引がされる。差額の5,500円を「交通費」として事業者が負担する。
(出典:まらねろレンタリース株式会社)
本キャンペーンは、事故の要因を事前に防ぐ「行動変容モデル」の実証を目的とするもので、到着後の“見える宣言”と、混雑エリアへの車両進入を避ける〈Park & Walk〉を組み合わせた独自の安全設計が特徴である。全車オートライトを標準装備し、「早め点灯」を習慣化する取組みも進める。
秋の行楽期は観光地周辺での追突や歩行者妨害が増える傾向にあり、特に“ながらスマホ”によるヒヤリ事例が多い。まらねろモータースでは、SNSでの安全宣言投稿という「可視化行動」が抑止力として機能するかを現場で検証する。
さらに、箕面市のPRキャラクター「滝の道ゆずる君」をデザインした安全運転マグネットを無料で貸し出し、後続車への“見える配慮”を促進。家族ドライブを中心に、利用者・地域・事業者が一体となって安全運転文化を広げる狙いだ。
同社は今後も「事故の少ない箕面市」を合言葉に、地域交通の安全と観光振興の両立を目指していくとしている。