台湾の旅行計画アプリ「chicTrip」が、日本向けサービスの提供を開始した。「chicTrip」は、台湾で2023年8月にリリースされた旅行計画アプリで、2026年4月時点で累計370万ダウンロード、会員数250万人を突破している。スポット検索、AIによるルートプランニング、宿泊予約、モビリティサービスを一つのアプリに統合し、旅行の計画から現地での移動までを支援する点が特徴である。運営は、台湾でTOYOTA・LEXUS・HINOの総代理店を担うHO TAI MOTOR CO., LTD.(和泰汽車)である。
「chicTrip」の中心機能は、訪問したいスポットを登録するだけで、AIが距離や所要時間、ユーザーの好みに応じて巡回ルートを自動生成する「ワンタップ並べ替え」である。台湾は夜市やグルメ、寺院、絶景スポットなどが限られたエリアに集積しており、個人旅行では行きたい場所を効率よく組み合わせることが課題になりやすい。同アプリでは、世界中のユーザーが作成した250万件超の旅行プランを検索・保存でき、そのうち台湾の旅行プランは100万件以上にのぼる。既存プランをコピーして自分用に編集することもでき、旅行初心者でも旅程を組みやすい設計となっている。
また、同アプリは旅行計画だけでなく、現地移動の手配まで対応する点に強みがある。台湾のタクシー配車サービス「yoxi」やカーシェアサービス「iRent」と連携しており、旅行中の移動手段をアプリ内で確保できる。さらに、レンタカーや空港送迎の予約にも対応しており、公共交通機関だけではアクセスしにくい観光地を巡る際にも活用しやすい。日本、台湾、韓国、香港、タイ、ベトナムなどの宿泊施設予約にも対応しているため、旅程作成、宿泊、カーシェア、レンタカー、空港送迎までを一つの導線で利用できる旅行支援サービスである。
「chicTrip」を運営する和泰汽車は、1955年設立の台湾大手自動車関連企業で、台湾証券取引所に上場している。TOYOTA・LEXUS・HINOの台湾総代理店として事業を展開するほか、カーシェアサービス「iRent」、配車サービス「yoxi」、EC、旅行アプリなど、モビリティとデジタルサービスを組み合わせた事業領域を広げている。「chicTrip」の日本向け展開により、台湾旅行を中心とした個人旅行者は、観光計画に加えてカーシェアやレンタカーを含む移動手段もまとめて利用できるようになる。
