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観光地を守る!「レンタカーでクリーンアップ作戦」北海道全域で展開

(出典:海と日本プロジェクト広報事務局)

一般社団法人北海道海洋文化フォーラムは、10月11日から10日間にわたり、ニッポンレンタカー北海道株式会社と共同で「オール北海道レンタカーでクリーンアップ作戦!」を展開した。本企画は、北海道を訪れる観光客に対し、レンタカーを利用する際にごみ袋を配布し、旅行中に見つけたごみの回収を呼びかける取り組みである。今年で3回目を迎え、実施店舗は昨年の5店舗から倍増し、北海道内の主要空港や駅に隣接する10店舗で実施された。

(出典:海と日本プロジェクト広報事務局)

実施店舗は、観光客が利用しやすい新千歳空港や旭川空港、函館空港などの主要レンタカー拠点を中心に配置されている。参加者はレンタカーの借り入れ時に専用のごみ袋を受け取り、観光地でごみ拾い活動に参加する形となる。さらに、観光地や市街地でのごみが川や水路を通じて海に流出する事実を知らなかった観光客も多く、今回の活動は自然保護への意識向上にも寄与した。

今年の参加者数は200組に上り、ほとんどが普段からマイボトルやエコバッグの利用など環境負荷を軽減する生活を心掛けていると回答。観光地でのごみ拾い体験を通じ「北海道の自然を守るために、ごみ拾いが自然な行動になる社会を作りたい」といった声や、「自分が出したごみでなくても拾う大切さに気づいた」などの意見が集まった。アンケートでも「海洋ごみ問題に関心がある」との回答が多数を占めた一方、「海洋ごみの8割が陸地からの流出」という事実を初めて知ったという人も多く、今後もさらなる啓蒙が必要であることが浮き彫りとなった。

レンタカーを通じて観光客の協力を募るこの活動は、北海道の観光業が地域の自然を守りながら発展する新たな取り組みとして注目される。

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