株式会社R&Gは、社会人男女498人を対象に「渋滞時の車内に関する意識調査」を実施し、その結果をランキング形式で発表した。同調査は、連休や帰省ラッシュが発生しやすい10月に実施され、渋滞時のストレスや過ごし方に関する人々の意識が明らかになった。
調査によると、「渋滞が嫌い」と回答した人は87.4%(435人)で、大多数が渋滞を避けたいと考えていることが分かった。嫌いな理由としては「予定が狂う」(29.2%)が最多で、次いで「時間がもったいない」(23.2%)、「イライラする」(21.6%)が挙げられた。これらの結果から、多くの人が渋滞に伴う時間的・精神的な負担を大きなストレスと感じていることが浮き彫りとなった。
渋滞時の困りごととしては、「トイレの不安」(9.2%)や「身体の疲れ」(8.2%)も挙げられた。特に子ども連れや長時間の運転をする人にとって、これらの問題への対策が重要視されている。
一方、「渋滞が嫌いではない」と答えた12.6%(63人)の人々からは、「のんびりできる」(17.5%)や「仕方ないと割り切る」(15.9%)といった、渋滞をポジティブに捉える意見が目立った。
また、渋滞時に快適に過ごす工夫として、回答者の72.7%(362人)が「音楽を楽しむ」と回答し、圧倒的1位を獲得。以下、「おしゃべりする」(10.4%)、「お菓子をつまむ」(10.2%)、「動画・映画を見る」(9.0%)が続き、車内での時間をいかに快適に過ごすかが重要であることが示された。具体的には、「好きな曲で気分転換する」「同乗者とカラオケ感覚で楽しむ」といった回答が多く、車内環境を自分好みに整える工夫が人気だった。
調査結果から、渋滞中のストレスを軽減するには事前準備が鍵であることが浮き彫りとなった。「簡易トイレや飲み物、お菓子などを用意し、音楽やラジオを活用することで渋滞中の不安を和らげられる」との提案もあった。渋滞をより快適に過ごすためのヒントとして、調査結果を活用したい。