電気自動車（EV）への興味が高まっていることが、電気ガス電話帳による最新のアンケート調査から明らかになった。この調査は2024年9月19日から21日にかけて全国の200名を対象にインターネットを通じて実施された。
調査結果によると、電気自動車に「少し興味がある」と回答したのは59％、「非常に興味がある」と回答したのは13％で、合計約7割の回答者が何らかの興味を持っていることが判明した。さらに、電気自動車を実際に運転した経験があると答えた人は88％に上り、興味だけでなく実際の使用経験も広がっていることがわかる。
電気自動車への興味が高まる背景には、「ガソリン価格の高騰」が大きな要因として挙げられる。電気自動車を購入検討する理由として最も多かったのがこの点である。一方で、電気自動車の導入に対する不安としては「充電インフラの不足」が49％とほぼ半数の回答者から指摘された。充電設備の整備は、今後の普及に向けた課題であると言える。
電気自動車の購入を検討する際には、51％の人々が「価格を重視」すると回答しており、経済的な側面が購入決定において重要な要素となっている。また、電気自動車に関する情報源としては、85％の人々が「インターネット」を利用していると答えている。このことからも、情報の収集方法においてデジタルメディアの重要性が際立っている。
この調査は、電気自動車に対する一般の関心の高さと、その購入に影響を与える要因を明らかにしている。特に、実際に運転した経験がある人の割合が高いことや、価格とインフラに関する懸念が顕著であることが示された。