株式会社ナビタイムジャパンは、2024年に提供したナビゲーションサービスを通じて集計した『2024ナビタイム スポット検索ランキング』を発表した。本ランキングは、同社が提供する『NAVITIME』や訪日外国人向けの『Japan Travel by NAVITIME』などのサービスを基に、検索データを分析したものである。
総合ランキングでは、「東京ビッグサイト」が2015年以来、9年ぶりに1位を獲得した。全国各地でイベントが活発化した影響を受け、イベント会場や商業施設が順位を大きく伸ばしたことが特徴である。その他、「東京ドーム」(7位)や「足立美術館」(37位)が注目されるほか、「福井県立恐竜博物館」(22位)や「永平寺」(83位)といった福井県のスポットもランクインしており、北陸新幹線の延伸による地域の注目度向上が伺える。
都道府県別の観光スポットランキングでは、独自取材による観光ガイド情報を基に人気のスポットを選出。例えば北海道は、「旭川市旭山動物園」や「白金青い池」が人気であった。また、電車やバス、車などの交通手段別ランキングも発表されている。
アニメ関連のコラボイベントや舞台となったスポットも注目を集めた。さらに、時間帯別ランキングでは「東京ビッグサイト」が朝の時間帯で1位を維持し、夜間は「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」が引き続き人気を博している。深夜・早朝には遊園地やイベントホールが上位にランクインし、移動傾向の多様性が明らかになった。
訪日外国人向けランキングでは、「奈良公園」が昨年の3位から1位にランクアップ。関西地方の観光スポットが上位を占める中、新たに「嵐山竹林の小径」(5位)がランクインし、日本の文化や自然美への関心の高さが伺える。また、「広島平和記念資料館」や「太宰府天満宮」など、歴史や文化に根差したスポットも注目を集めている。