
有限会社キングスロードは日常的に公共交通機関を利用する20代~50代の男女を対象に、「猛暑下における移動手段に関する調査」を実施した。調査の結果、約8割が猛暑下での公共交通機関による移動にストレスを感じていることが明らかになった。調査は2026年7月13日から14日にかけて、インターネット上で実施され、334名から回答を得た。
「猛暑下における公共交通機関での移動に、ストレスを感じるか」と尋ねたところ、「やや感じる」が40.4%、「非常に感じる」が39.5%となり、両者を合わせた79.9%がストレスを感じていると回答した。ストレスを感じる場面については、「車内が混雑している時」が67.0%で最多となった。次いで「車内の温度が快適でない時」が57.3%、「乗車場所での待機時」が53.9%となっており、移動中だけでなく乗車までの待ち時間も負担となっていることがうかがえる。
猛暑によるストレスや熱中症リスクを避けるため、直近1年以内に外出を控えたり、移動手段を変更したりした経験が「ある」と回答した人は59.6%となり、約6割を占めた。
具体的な対応としては、「外出自体を取りやめた」が58.8%で最も多く、「涼しい時間帯に移動時間をずらした」が52.8%、「屋内・地下を通るルートにした」が41.2%と続いた。猛暑が外出の時間帯や経路だけでなく、外出そのものの判断にも影響を及ぼしていることが示された。
一方、今後、猛暑下における移動手段として最も利用したいものを尋ねたところ、「自動車(自家用車・レンタカー・タクシーなど)」が45.8%で最多となった。「電車」の35.9%を約10ポイント上回り、「バス」は7.5%だった。
公共交通機関では、駅までの徒歩移動や屋外での待ち時間が発生する一方、自動車であれば出発地から目的地まで暑さを避けながら移動しやすい。旅行先で自家用車を利用できないケースでは、レンタカーもこうした移動ニーズを満たす選択肢の一つとなる。
猛暑の常態化によって、旅行者の移動手段にも変化が生じる可能性がある。特に観光地では、駅から宿泊施設、宿泊施設から観光スポットへの二次交通として、レンタカーを含む自動車移動の需要が今後さらに注目されそうだ。宿泊施設においても、レンタカー事業者との連携や駐車場情報の案内など、暑さを避けた移動を支援する取り組みが旅行者の利便性向上につながると考えられる。