SNS総フォロワー数約300万人を誇る旅クリエイター「くぼたび」を運営するたのしむこころ株式会社が、国内観光スポット・ホテルのランキングTOP10を発表した。たのしむこころ株式会社は、2024年に投稿した50本の動画再生数をもとに、観光地やホテルの注目度を数値化した。
観光スポット部門の第1位には、神奈川県平塚市の「ひらつか倶楽部」が選ばれた。自分で食材を選んで焼く浜焼きバーベキューが人気を集め、総再生数は1,409.3万回に達した。第2位は千葉県野田市の「清水公園」で、迷路や巨大遊具が楽しめるアスレチック施設が若年層や家族連れから注目を集めた。第3位には東京都江東区の完全没入体験型施設「イマーシブ・フォート東京」がランクインしており、リアルな体験型アトラクションが、非日常を求めるZ世代の支持を得た。
ホテル部門の第1位は栃木県那須町の「ホテルサンバレー那須」で、源泉掛け流し温泉と多彩なビュッフェが人気で、SNS再生数は2,297.5万回を記録した。第2位には神奈川県箱根町の「箱根ホテル小涌園」がランクインし、温泉テーマパーク「ユネッサン」へのアクセスとビュッフェが高評価を得た。第3位は千葉県館山市の「たてやま温泉 千里の風」で、オーシャンビューの露天風呂と豪華な海鮮ビュッフェが特徴であった。
2024年のランキングから見えるトレンドは、「コスパ」と「タイパ」である。Z世代は支出に対する満足度や時間効率を重視し、食事やアクティビティが料金に含まれる「オールインクルーシブ」施設や、体験型の観光スポットに関心を寄せている。2025年も引き続き「ここでしか体験できない独自性」を持つ施設がさらなる注目を浴びるであろう。旅行は単なる消費活動ではなく、非日常を楽しむ「コト消費」として進化している。