
マークラインズ株式会社は、2026年5月の電動車(xEV)販売月報を掲載した。対象は中国、米国、日本、インド、ドイツ、フランス、ブラジル、英国、韓国、カナダ、イタリア、タイ、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの15カ国で、電動車の世界販売の約90%をカバーする主要市場における台数情報と販売動向を分析している。対象車両はBEV、PHEV、HEV、FCEVで、商用車を除き、一部に推計値を含む。
マークラインズは、自動車産業向けの情報プラットフォームを展開しており、EV・電動化に関するコンテンツとして、電動車販売台数、新型BEVやxEVのフルモデルチェンジ情報、電動車600モデル超のデータベース、環境規制、EV関連部品のシェアや供給情報などを提供している。今回の月報では、国別、メーカー別、パワートレイン別の電動車シェアや販売台数推移も掲載している。
特に中国では、電動車の販売台数が100万台を超え、市場シェアは過去最高の72.0%を記録したことが注目される。これは、NEV政策の変更や市場構造の変化が影響していると考えられ、特に燃料価格の高騰がBEVモデルの需要を後押ししている。中国からの輸出も増加しており、欧州市場においても中国メーカーのBEVが増加している。
さらに、タイのBEV市場では中国メーカー間の競争が激化しており、現地生産と輸出拠点化の動きも見られる。全体の販売台数では、BEVが前年同月比で9.7%増の103.0万台、HEVは前年同月比で18.6%増の53.2万台を記録し、PHEVは前年同月比で15.6%減の43.6万台となったが、前月比では回復基調にある。
主要メーカーの販売台数に目を向けると、BYDやGeelyは前年同月比で減少しているが、前月比ではそれぞれ増加している。これは中国国内の燃料費高騰がBEV需要を押し上げているためとされる。Teslaは、欧州と韓国での販売好調に支えられ、前年同月比で13.7%増の12.0万台を販売している。
マークラインズの情報プラットフォームでは、EVや電動化に関する詳細なデータやレポートが提供されており、各国の電動車シェアや販売動向も確認可能である。今後、電動車市場はさらに拡大し、環境問題への対応とともに、自動車産業全体における重要な要素となるであろう。