株式会社ライトマークスが新たな挑戦を開始した。2023年4月22日より、沖縄県豊見城市でTeslaの電気自動車 (EV) を専門に扱うレンタカーサービス「Lightmarks EV Rental」がスタートする。那覇空港近くに営業所を開設し、充電設備も整える計画だ。初期段階では6台のTesla車両を導入し、今後も順次増やす予定である。
同社は既存の「VIPハイヤー配車」の技術・ノウハウを活かし、Teslaの車両管理APIと接続。これにより、予約管理や充電管理の効率化を図る。今後は日本全国展開を目指し、自動運転技術を活用したEVシェアサービス等への発展も見据えている。
Lightmarks EV Rentalの拠点は、沖縄本島の那覇空港近くに設けられる。Tesla Model 3を5台、Tesla Model Y 1台の計6台を導入する。料金は日帰り25,000円、3泊4日80,000円などで、長期利用者には割引料金が提供される。
レンタル中の急速充電は無料で利用できる。約20箇所の急速充電設備が利用できる認証カードも無償で提供される。車両は満充電で利用開始し、返却前の充電も不要である。消費した電力の追加料金も発生しない。
同社は、VIPハイヤー配車で培った技術や配車ノウハウを活用し、さらにTesla社の車両管理APIと接続。車両情報の取得や充電制御などを行い、予約状況に応じた充電制御や営業所スタッフへの洗車やメンテナンスの指示出しを最適化する。これにより、オペレーションのスケーラビリティが確保される。
予約はLINE公式アカウントから手軽に行える。今後は沖縄本島内に複数の営業所を開設し、「満充電の車への乗り換え」サービスも提供する予定だ。充電を待つことなく、満充電の車に乗り換えてすぐに出発できるようになる。これにより、レンタカーならではのEVの利便性をさらに向上させることが目指される。
今後も株式会社ライトマークスは、「VIPハイヤー配車」と「ライトマークスEVレンタル」の2つのサービスを軸に、次世代のモビリティサービスの確立を目指していくだろう。今後の事業展開やサービス提供に注目したい。