ガソリン価格比較サイト「gogo.gs」によると、2023年11月27日時点のレギュラーガソリンの全国平均価格は170.1円であり、先週から0.4円の値上がりを記録している。これにより、ガソリン価格は4週連続での値上がりとなった。原油価格の下落に伴い、政府からの補助金が減額されたことが、この価格上昇の主な要因である。
【関連記事】EV普及の現状：購入意向は47％超も、所有率は1％にとどまる
政府は、財政負担を増加させる補助金の支給について、ガソリン税を一部軽減する「トリガー条項」の凍結解除をめぐり具体的な協議が行われる予定だが、実現の可能性はまだ不透明である。
今週の価格上昇は、ガソリンに限らず他の油種にも及んでいる。ハイオクガソリンは181.1円（0.4円の値上がり）、軽油は148.5円（0.4円の値上がり）、灯油は1,965.7円（3.2円の値上がり）となっている。
gogo.gsは、全国のガソリン価格やガソリンスタンドのサービス情報を共有するサイトである。ユーザー登録をすることで、ガソリンスタンドへの価格投稿やクチコミ、写真などの投稿が可能である。
このサイトを運営している株式会社ゴーゴーラボは、電気自動車（EV）やプラグインハイブリッド車（PHEV）の充電スタンド情報を提供する「GoGoEV」なども手がけている。ガソリン価格の動向に加え、新しいエネルギー車の普及にも力を入れていることが伺える。