全国のガソリン価格やガソリンスタンドのサービス情報を提供するガソリン価格比較サイト「gogo.gs」が、2024年2月12日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格が170.1円であり、先週に比べて0.5円の値下がりを記録し、2週連続で価格が下落したことを発表した。
この値下がりは、原油価格の上昇に反して、政府から元売り各社へ支給される補助金の影響によるものである。現在、補助金の支給は4月末まで決定されており、それまでガソリン価格に大きな動きはないと予想される。
原油価格の高騰は、昨年に引き続き、電気料金や食品などの価格上昇を引き起こし、家計全体の負担が増加している。この状況の中で、日常的に車を利用する消費者は、ガソリン価格の動向に注意を払い、価格が下がっているタイミングでの給油が推奨されている。
今週の燃料価格の動向を詳細に見ると、レギュラーガソリンは170.1円で0.5円の値下がり、ハイオクは181.2円で0.4円の値下がり、軽油は148.8円で0.3円の値下がりとなった。しかし、灯油は1,987.6円で0.8円の値上がりを記録している。ガソリンや軽油は価格が下がっている一方で、灯油は若干の値上がりとなっており、エネルギー資源の価格動向は複雑である。
「gogo.gs」は、全国のガソリン価格やガソリンスタンドのサービス情報を共有するウェブサイトで、株式会社ゴーゴーラボが運営している。このサイトでは、ドライバーから寄せられるガソリンスタンドの情報をリアルタイムで発信しており、ユーザーは価格投稿や口コミ、写真の投稿を行うことができる。さらに、株式会社ゴーゴーラボは電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド(PHEV)の充電スタンド情報を提供する「GoGoEV」も運営しており、幅広い移動手段に関する情報提供に寄与している。
今回のガソリン価格の動向は、消費者にとって一時的な救済措置となる可能性があるが、エネルギー価格の全体的な高騰傾向に対する懸念は依然として残る。政府の補助金政策が短期的な対策であることを踏まえれば、中長期的なエネルギー価格安定化策への期待が高まっている。