一般社団法人グリーンコープ共同体所属のグリーンコープ生活協同組合ふくおかは、脱炭素社会実現を目指し、西日本を中心とした取り組みの一環として、丸紅株式会社および丸紅オートモーティブ株式会社から、日本初の充電マネジメントサービス「GOVAN」とフォロフライ社製の商用電気自動車(EV)を移動販売車として導入した。
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グリーンコープふくおかは、配送用車両として約550台を所有している。今後順次、これらの車両すべてをEVに更新する計画だ。電気自動車の充電に関しては、充電マネジメントサービス「GOVAN」の活用を予定している。このサービスは、EVの充電に関する全般的なサポートを提供する。一般的に、商用EVの充電には、運航スケジュールや電気使用量にあわせた充電計画を策定する必要がある。一般的には、車両と充電器が固定的にリンクされていたが、「GOVAN」は車両を充電器側で認識し、どの充電器に接続しても指定された充電スケジュールが適用されるため、駐車場所を選ばないという革新的なシステムだ。
グリーンコープはこれまでも、脱炭素社会実現への取り組みを行ってきた。各事業所は、カーボンニュートラルを目指し、一般社団法人グリーンコープでんきから供給される電力を主に使用している。この電力は、原発を使用せず、バイオマス、太陽光、小水力、地熱といった再生可能エネルギーを使用して生成される。この取り組みを通じて、電気自動車を含む全ての業務において、カーボンニュートラルな電力供給を目指す方針である。
一般社団法人グリーンコープ共同体は、2018年に16の生協、各種団体と共に設立された。これは、九州、中国、関西、そして福島に所在する生協や団体が、共有・連帯し、各地域に特化した生活協同組合としての活動を推進する目的で結成された組織である。安心・安全な食品を提供することをモットーとし、地域社会の豊かさを追求している。