9月29日より、Hyundaiの自動車が、Jネットレンタカーの一部の店舗で試乗・納車が可能になる。この背景には、HyundaiとJネットレンタカーの間で締結された業務提携、基本合意がある。本提携により、Hyundai車のオンライン販売とJネットレンタカーの実店舗を活用した新たな自動車販売モデルが生まれた。
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現在、地球規模の環境課題、特に「脱炭素社会」の実現を目指す中で、ZEV（Zero Emission Vehicle）市場が急拡大している。この動きの中で、オンラインでZEV販売を進めるHyundaiは、全国のユーザーと接点を増やし、より身近にEVを体験する機会を増やしたいという思いから、今回のJネットレンタカーとの提携に至った。
Hyundai Mobility Japan株式会社は、VTホールディングス傘下のJ-netレンタリース株式会社との合意を締結。この提携の結果、埼玉県、静岡県、三重県のJネットレンタカー5店舗で「IONIQ 5」の試乗・納車・レンタルサービスが開始される。
試乗サービスでは、「店舗試乗」と「デリバリー試乗」の2つが選択でき、特に「デリバリー試乗」では、顧客の希望する場所まで試乗車が届けられる。納車サービスでは、Jネットレンタカーの店舗をデリバリーセンターとして選択できるようになるほか、「ホームデリバリー」という形で、指定の場所までの納車が選択可能である。また、レンタルサービスも提供され、より細やかな納車体験が実現される予定だ。
今回の提携は、オンライン販売とリアル店舗を融合させた新しい自動車販売のスタイルを提示している。顧客にとっては、オンラインでの購入と、実際の店舗での試乗や納車という、従来の方法とは異なる新しい体験が提供される。
両社は今後、より多くのユーザーにHyundai車の体験機会を提供するため、Jネットレンタカーでの取扱車種・取扱店舗数をさらに拡大し、将来的には全国展開を目指すとしている。