日本全国のEV充電スタンドの情報を提供する「GoGoEV」は、2023年12月のEV充電スタンド設置数の集計レポートを発表した。このレポートは、GoGoEVに掲載されている充電器数を基にしている。
12月末時点での国内のEV充電スポット数は20,589拠点に達し、前月比で306拠点の増加を示した。新規設置されたスポット数は402拠点であるが、一方で閉鎖されたスポット数は96拠点であった。
充電タイプ別の設置台数については、CHAdeMO（急速充電）が10,004口（前月比：-86）、200V（普通充電）が24,384口（前月比：+732）、100V（普通充電）が225口（前月比：±0）、TESLA（テスラ専用）が782口（前月比：+28）となっている。このデータから、特に普通充電設備の設置が進んでおり、宿泊施設などにおける充電スポットが2,000拠点以上に増加したことが分かる。
昨年12月に行われた急速充電器（CHAdeMO）のカテゴリー別設置場所に関する調査では、最も多かったのが「コンビニ」であった。しかし、2024年1月現在では、普通充電器のカテゴリー別設置場所において「宿泊施設・温浴施設」が最も多いという結果になっている。GoGoEVが実施したアンケートでは、「急速充電よりも普通充電が設置された方が良いと思う場所」についての質問に、回答者の8割が「宿泊施設」と回答しており、需要に合わせた設置が進んでいることを示している。
GoGoEVは、日本全国のEV充電スタンドを検索できる情報共有サイトだ。ユーザーは充電スタンドへのクチコミや写真、充電記録などの投稿が可能であり、リアルタイムでの情報発信が行われている。