東海旅客鉄道株式会社社(代表取締役社長 丹羽 俊介、以下「JR東海」)とENEOS株式会社(代表取締役社長 齊藤 猛、以下「ENEOS」)は、新幹線駅である豊橋駅の駅前駐車場で、法人向け電気自動車(EV)カーシェアサービスの共同実証事業を開始すると発表した。期間は2023年7月1日から2024年12月31日まで、場所は愛知県豊橋市花田町の豊橋駅前駐車場である。
この事業は、法人が所有する営業車両の代替手段としてEVカーシェアリングを提供することで、使用時間分の料金のみを請求し、企業のコスト削減を図ると同時に、EV利用によるCO2削減も実現するビジネスモデルである。また、法人の利用が少ない週末は、個人向けに二次交通としてのEVカーシェアリングの利用も検討されている。
(出典:東海旅客鉄道株式会社・ENEOS株式会社)
実証事業には、地元の中部ガス不動産、豊橋商工信用組合、ホテルアソシア豊橋が協力企業として参画する。これらの企業は、豊橋市を中心に事業を展開し、これまでにも環境負荷の低減を目指した取り組みを主導してきた。
JR東海とENEOSは、今回の実証事業を皮切りに、新幹線駅周辺を含むさらなるEVカーシェア事業の拡大可能性を探求し、二次交通の充実とともに、CO2削減にも貢献することを目指している。また、社会インフラ企業としての使命を果たすべく、さまざまな社会課題の解決に向けた協業の可能性を追求していく予定だ。