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【2022年】レンタカーの台数はどうなっているのか? 大手7社を比較

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一般社団法人レンタカー協会では、2022年3月末時点での大手レンタカー会社7社の車両保有台数の調査結果を公表している。

交通毎日新聞社が調査したデータによれば、2022年3月末時点での大手7社のレンタカー保有台数は合計で310,087台。トップのトヨタレンタカーが111,775台、次いで2位のオリックスレンタカーが62,987台、3位のニッポンレンタカーが32,196台、4位のタイムズレンタカーが52,185台(※)、5位の日産レンタカーが18,137台、6位のジャパンレンタカーが7,997台、7位の三菱レンタカーが3,940台だった。
※タイムズレンタカーはカーシェアの台数を含む。

大手レンタカー会社7社 車両保有台数 調査結果

直近2年間の推移を見てみると、新型コロナが本格化した2020年9月末時点での大手7社の合計保有台数は283,517台だった。この2年で約26,500台が増車されたことになる。コロナ禍でも堅調に保有台数を伸ばしたのがトヨタレンタカーとタイムズレンタカーだ。2022年はトヨタレンタカーが前年比5.9%増、タイムズレンタカーが前年比14.2%増だった。オリックスレンタカー、ニッポンレンタカー、日産レンタカーはコロナの影響で減車に踏み切ったが、2022年には回復傾向にある。

車両のタイプ別に見ていくと、乗用車の保有台数が7社全体で前年比4.3%増と伸びた一方、マイクロバスは4.1%減と数を落とした。新型コロナ感染拡大の影響により、レンタルマイクロバスでの観光ツアーが減ったことが原因だと思われる。

レンタカーの数が大きく減った2021年は、沖縄などで観光客の需要に対し供給が追いつかず、「レンタカー不足」に陥った。2022年10月には全国旅行支援が開始され、2023年5月にはコロナが「5類」に移行するとされており、今後、旅行需要は回復していくと思われる。しかしまたいつコロナが深刻化し、自粛ムードが始まるかは分からない。増車に踏み切るか、現状を維持するか、もしくは減車を決断するか。未来が予測できない中、各社は難しいかじ取りを迫られている。