株式会社アースカー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:遠藤昭二)は、カーシェアリングサービス「EARTHCAR」における車両の予約可能期間を、従来の20日前から最大55日前まで延長した。この変更により、レンタカーサービスに近い運用がカーシェアリングにおいても可能となり、ユーザーがより柔軟に計画を立てられるようになることが期待される。
EARTHCARは、自社開発の車載デバイスや予約システム等のカーシェアリングプラットフォームを国内外の事業者に提供し、その運営を支援している。多くのカーシェアリングサービスでは利用日の2週間前からの予約が一般的であったが、アースカーではオーナー事業者からの予約期間延長の要望に応える形で、この度の変更を実施した。これにより早期予約のニーズに応え、利用者が他社レンタカーへ流出するといった機会損失を防ぐ。
予約受付期間の延長は、事業者にとってレンタカーに近いサービスの提供を可能にし、カーシェアリング運営のメリットとして無人化による人件費削減やスタッフの負担軽減などが挙げられる。EARTHCARを利用するユーザーにとっても、ゴールデンウィークや夏休みなどの長期休暇の計画を立てやすくなるなど、利便性が向上する。
アースカーは2009年に設立され、カーシェアリングサービスの運営のほか、駐車場シェアリングサービス「特P」の提供も行っている。2019年にカーシェアリングサービスをフルリニューアルし、大手から中小企業まで幅広い事業参入が可能なプラットフォームを開発した。BtoBtoCシェアリングサービスのビジネスモデルを構築し、IT開発や金融・FX事業など、事業の多角化を積極的に推進しているISグループの一員である。アースカーは、今後も事業者とユーザー双方が使いやすいカーシェアリングサービスの向上に努めるとしている。