
(出典:株式会社ファブリカホールディングス)
株式会社ファブリカコミュニケーションズが運営する中古車査定サイト「車選びドットコム買取」は、過去2~5年の中古車買取データをもとに、2026年2月以降の中古車買取相場の見通しをまとめたレポートを公開した。レポートによると、中古車買取相場は年明けに過去5年で最高値を更新し、平均買取価格は110万円を超えた。2月には115万円近くまで上昇する見込みであり、高値圏での推移が続くと予測されている。
(出典:株式会社ファブリカホールディングス)
中古車相場の上昇には、国内外双方の需要が影響している。国内では、進学や就職、転勤などに伴う新生活需要が高まり、中古車販売店が在庫確保を強化する時期に入っている。また、4月1日時点の所有者に自動車税が課されることから、課税前に車を売却するユーザーが増える点も市場の取引活発化につながっている。
(出典:株式会社ファブリカホールディングス)
さらに、海外市場における日本車需要も相場を下支えしている。2025年の中古車輸出台数は約171万台となり、前年に近い水準を維持した。輸出先ではUAEが最多となり、ロシア、タンザニア、チリ、ケニアなどが続く。UAEやチリは周辺国への再輸出拠点として台数を伸ばしており、タンザニアも右ハンドル車需要と中継拠点としての役割から輸出台数が増加傾向にある。
(出典:株式会社ファブリカホールディングス)
車種別では、軽自動車がスリランカやパキスタンなどで人気を集め、ハイブリッド車はUAEやニュージーランド、モンゴルで需要が高い。また排気量2.0L以上3.0L以下の乗用車も一定の輸出需要がある。国内市場では、国産車のボディタイプ別買取ランキングで軽自動車が1位を維持し、ミニバンやコンパクトカーが続く結果となった。
同社は、3月以降は新生活需要の落ち着きとともに相場がやや下落する可能性があるとする一方、平均買取価格は100万円を下回らず、夏頃には再び上昇する可能性があると分析している。国内の需要拡大と海外輸出の堅調さを背景に、中古車市場は当面高値圏で推移するとみられる。