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ファブリカ調査:中古車オークション相場が過去最高更新、2026年1月の中古車市場レポート

(出典:株式会社ファブリカホールディングス)

株式会社ファブリカコミュニケーションズが運営する中古車情報サイト「車選びドットコム」は、新車・中古車登録台数の推移や同サイトの販売データをもとに、2026年1月の中古車市場動向をまとめた「中古車市場統計レポート」を公開した。

(出典:株式会社ファブリカホールディングス)

レポートによると、2026年1月の新車登録台数は33万8,967台で、前月比101%とわずかに増加した。一方で中古車登録台数は43万2,160台となり、前月比82.2%と大きく減少している。前年同月比でも新車は90.1%、中古車は93%とともに減少しており、市場全体では供給量の減少が見られる状況である。新車販売の減少は下取りや買取車両の減少につながり、国内中古車市場の供給不足を招く要因となっている。

(出典:株式会社ファブリカホールディングス)

その一方で、中古車オークション市場は活況を呈している。2026年1月のAA(オートオークション)相場は過去最高値を更新し、USSの平均成約単価は前年比7.7%増の134.6万円となった。5カ月連続の上昇となり、過去最高を更新している。円安を背景とした輸出需要の拡大に加え、年度末に向けて在庫確保を進める国内販売店の動きが重なったことで、オークション市場の取引は大きく伸びた。USSでは出品台数が6.3%増、成約台数は14.4%増となり、主要オークションでも最高値更新が続いている。

一方で国内の中古車販売店にとっては厳しい状況も続く。2021年の新車販売減少の影響により、現在市場に流通する「5年落ち車両」の供給が不足しており、慢性的な在庫不足が続いている。さらにオークション価格の高騰によって仕入れコストが上昇し、小売店の利益を圧迫しているという。

こうした状況の中で、中古車業界では「二極化」が進むと指摘されている。資金力や独自の仕入れルートを持つ大手販売店や輸出業者は在庫確保を進める一方、オークション仕入れに依存する中小販売店は厳しい経営環境に置かれている。実際に自動車販売関連の倒産件数は過去10年で最多となっており、市場が活況である一方で、中小事業者の経営環境は厳しさを増している。

同社は、年度末に向けて中古車相場はさらに上昇する可能性もあると分析しており、仕入れコストをいかに抑えるかが販売店の生き残りの鍵になるとしている。

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