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3月中古車市場調査:輸出停滞で販売店仕入れ環境変化

(出典:株式会社ファブリカホールディングス)

株式会社ファブリカコミュニケーションズは、中古車査定サイト「車選びドットコム買取」のデータをもとにした「中古車買取相場推移レポート(2026年4月版)」を公表した。レポートによると、2026年3月の中古車買取平均価格は99.5万円となり、2025年夏以降続いていた100万円超の水準を下回った。一方で、製造から5年前後の車両については流通量不足が継続しており、高値傾向が続いているとしている。

(出典:株式会社ファブリカホールディングス)

背景には、新型コロナウイルス感染拡大期における新車供給不足の影響がある。当時に生産された車両は市場流通量が限られており、中古車市場で希少性が高まっている。また、日本の中古車輸出は円安や海外需要の拡大を背景に高水準で推移しており、特にアラブ首長国連邦(UAE)は日本からの中古車輸出先として大きな割合を占めている。ファブリカコミュニケーションズは、こうした輸出需要が国内中古車相場を支えてきたと分析している。

一方で、足元では中東情勢の影響による輸出環境の変化が中古車市場に影響を及ぼしている。レポートでは、ホルムズ海峡封鎖の影響により、UAEのジェベル・アリ港の稼働停滞が発生し、中古車輸送に支障が出ていると説明している。同港は中東・アフリカ・中央アジア向け中古車輸出の中継拠点でもあり、輸出予定車両の国内滞留が相場へ影響を与えているという。代替ルートとして東アフリカ向け直送なども検討されているが、輸入規制や港湾設備、輸送コストの課題から限定的な対応にとどまっている。

(出典:株式会社ファブリカホールディングス)

こうした状況を受け、中東需要の高い大型SUVではオークション相場の下落傾向が見られる一方、軽自動車やコンパクトカーは国内需要を背景に比較的安定した動きを維持している。国産車のボディタイプ別買取ランキングでは軽自動車が31.8%で最多となり、コンパクト/ハッチバック、ミニバン/ワンボックスが続いた。輸入車ではセダン/ハードトップが25.9%で最も高い割合となった。レポートでは、輸出ルートの正常化が進んだ場合、中古車買取価格の回復につながる可能性があるほか、燃料価格の高止まりを背景にハイブリッド車需要が拡大する可能性についても言及している。

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