ぴあ株式会社、株式会社ナビタイムジャパン、およびOpenStreet株式会社は、スポーツと観光の融合を通じた地域活性化の一環として、新たな連携を発表した。主に、スマートフォン向けアプリ「ユニタビ」と国内最大級のシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」の間での相互送客を目的としている。
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「ユニタビ」は、「ユニ着て旅する」をコンセプトとし、サッカー観戦を「旅」と捉え、その一日を最大限に楽しむための情報を提供するアプリだ。試合の前後もユニフォームを着て街を楽しめるよう、スタジアム周辺の魅力を発見できるガイド記事や、選手御用達の飲食店や熱狂的サポーターが店主の飲食店などの地元ならではの情報、さらには移動手段の情報など、観戦の一日を彩る豊富なコンテンツを展開している。一方、「HELLO CYCLING」は、全国約6,900ヶ所のステーションで利用可能な、便利で手軽なシェアサイクルサービスだ。
連携の背景には、サッカー観戦とシェアサイクル利用を通じて地域経済と観光の活性化を図るという共通の目標がある。観戦者が「ユニタビ」を利用し、スタジアムのある街の魅力を発見し、それを「HELLO CYCLING」で巡る。これにより、エリア内でのサイクルツーリズムの促進や回遊性の向上が期待される。
具体的な連携内容として、スタジアム周辺の「HELLO CYCLING」のステーション情報が「ユニタビ」アプリ内の地図上に表示される。さらに、キャンペーンとして乗車クーポンが発行される。また、両アプリ間でのコラボ記事の掲載も予定されている。
この連携により、サッカー観戦者の行動変容が促進され、商圏エリアの拡大や興行の発展、ホームタウンの地域経済の活性化が図られると期待されている。地域の魅力を再発見し、新たな価値を創造するこの取り組みは、スポーツと観光、地域とビジネスが結びつくモデルケースとして、今後の展開が注目される。
今後も、ぴあ、ナビタイムジャパン、およびOpenStreetは、それぞれの強みを生かし、地域を愛するすべての人々に向けて、価値ある情報とサービスを提供し続けるとしている。