GO株式会社が展開するNo.1タクシーアプリ『GO』は、北海道、宮城県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県の一部エリア・時間帯で、自家用車を活用した「日本型ライドシェア」サービスの提供を開始する。2024年5月下旬以降、各エリアおよびタクシー事業者の車両稼働に合わせて順次対応し、タクシーに加えてライドシェア車両も呼べるようにすることで、迅速な移動体験を提供し、サービス品質の向上を図るとしている。
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「日本型ライドシェア」とは、タクシー事業者の管理のもと、地域の自家用車や一般ドライバーによって有償で運送サービスを提供する制度である。安全・安心を確保するため、タクシー事業者がライドシェアドライバーの教育や車両整備管理を行い、運行責任を負う。
タクシーが不足しやすい地域や時間帯に限り運行が認められており、東京都(特別区・武三交通圏)、神奈川県(京浜交通圏)、愛知県(名古屋交通圏)、京都府(京都市域交通圏)、長野県軽井沢町(佐久交通圏の一部)では、すでに4月から営業が開始されている。これにより、累計1,200名以上のライドシェアドライバーが登録を完了し、順次稼働車両数が増加している。5月下旬以降、順次対応が見込まれているエリアとタクシー事業者は以下の通りである。
新サービスの導入により、タクシー利用が集中する時間帯に呼べる車両数が増加し、快適な移動体験の提供が期待されている。『GO』アプリから乗車地および目的地を指定し、キャッシュレス決済「GO Pay」を選択して車両を呼ぶと、タクシーに加えてライドシェア車両もマッチング対象となる。タクシーに限定して車両を呼ぶことも可能である。国土交通省が対象地域として公表した25地域においても、タクシー事業者と実施に向けた対話が進行中である。今後も対応地域を拡大し、地域住民や観光客の移動手段の不足という社会的課題の解消に貢献していく方針である。
『GO』アプリでは、「日本型ライドシェア」車両を利用するための機能も提供される。目的地の指定、車両の指定、キャッシュレス決済「GO Pay」を選択することで、ライドシェア車両もマッチング対象となる。マッチングが成立すると、運賃が予め確定され、車両情報が通知される。車両到着時には、ライドシェアドライバーの評価が表示され、安心して乗車できる。利用料金の決済は降車時に完了する。
GO株式会社は、これからもサービス品質の向上と利便性の向上を目指し、地域の交通課題の解決に取り組んでいくとしている。