OpenStreet株式会社は、2024年7月6日に新規開業予定の「OMO5函館 by 星野リゾート」において、電動アシスト自転車のシェアリングサービス「HELLO CYCLING」を導入することを発表した。このサービスは、ホテルの開業と同時に利用が可能となる。
OpenStreetは「移動をもっと楽しく、自由に」というミッションのもと、全国25都道府県で電動アシスト自転車を含むシェアリングサービスを提供しており、ステーション数は全国で8,400カ所を超える。2024年5月には北海道北広島市での展開を開始した。
今回の函館での導入は、オーバーツーリズム対策および公共交通の補完としての新たな移動手段の提供、また「OMO5函館 by 星野リゾート」に宿泊する顧客の利便性向上、施設価値の向上を目指している。函館駅から徒歩約5分の「OMO5函館 by 星野リゾート」の駐車場にステーションを設置することで、ホテルの利用者だけではなく函館駅を利用する方も使いやすい。
導入されるシェアサイクルはスポーツタイプのe-bike「KUROAD」で、その見た目のスポーティさと走行性の高さが特徴である。中長距離ライドに適しており、坂道も楽に登ることができる。函館駅から金森赤レンガ倉庫まではe-bikeで約3分、五稜郭までは約15分で移動が可能である。
利用に際しては、「HELLO CYCLING」アプリのダウンロードが必要で、無料会員登録後、ステーションの検索や自転車の予約から決済までをアプリで簡単に行うことができる。ステーションで貸し出し・返却が可能で、e-bikeの利用料金は利用開始30分以内で300円、15分ごとに150円、12時間まで2,000円と設定されている。
OpenStreetは、国内最大級のシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」およびスクーターや超小型EVのシェアモビリティプラットフォーム「HELLO MOBILITY」を展開し、MaaS（Mobility as a Service）の促進を目指している。