OpenStreet株式会社は、2024年9月1日から新潟県三条市でシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」の提供を開始したことを発表した。同社はこれまで新潟県内の妙高市と津南町にステーションを設置しており、今回新たに三条市でのサービスを加えることで、県内での利便性をさらに高める狙いだ。
ステーションは三条市の図書館等複合施設「まちやま」に設置され、利用者はスポーツタイプの電動アシスト自転車「KUROAD(クロード)」を活用できる。KUROADはタイヤが太く、安定した走行が可能なため、長距離ライドも快適に楽しめる設計となっている。
「HELLO CYCLING」は、どこでも借りて好きな場所に返せる手軽なシェアサイクルサービスとして全国に展開されている。OpenStreetは「移動をもっと楽しく、自由に」をミッションに掲げ、現在全国の25都道府県、123の自治体と連携し、さまざまな移動シーンで約360万人が利用している。通勤や通学、買い物、観光など、ファーストマイルやラストワンマイルの移動手段として、多くの人に支持されている。
今回の三条市での導入において、バッテリー交換や自転車ステーションのメンテナンスは、図書館等複合施設「まちやま」の運営団体「ツクール・ド・さんじょう」が担当する。OpenStreetは今後も「HELLO CYCLING」の展開エリアを拡大し、県民や観光客、ビジネス客の移動手段としての利便性を高め、地域の活性化に貢献していく方針だ。
利用料金は、KUROADが最初の30分で300円、延長15分ごとに150円、12時間最大2,000円となる。ステーションは新潟県三条市元町11-6の「まちやま」に設置され、駐輪可能台数は8台である。サービスの提供開始により、三条市内の移動がより快適で便利になることが期待されている。