(出典:OpenStreet株式会社)
OpenStreet株式会社は2025年6月2日、大阪市住宅供給公社が供給する市内の集団住宅6カ所に、国内最大級のシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」のステーションを設置したと発表した。本取組みは、居住者および地域住民の移動利便性を高めると同時に、環境負荷の少ない持続可能な街づくりの推進を目的とするものである。
今回ステーションが設置されたのは、「コーシャハイツ港2号棟」、「コーシャハイツ高見36号棟」、「コーシャハイツ酉島」、「コーシャハイツ森之宮」、「コーシャハイツ北山」、「コーシャハイツ法円坂35・36・37号館」の6拠点である。
「HELLO CYCLING」はスマートフォンアプリを通じて、全国約11,000カ所にあるステーションで自転車の貸出・返却を可能とするシェアサイクルサービスであり、同一エリア内での片道利用にも対応している。利用者はアプリ上で会員登録を行い、ステーションの検索や車体の予約、決済までをワンストップで行える仕組みとなっている。2025年5月時点で、全国約46,000台の自転車が展開され、会員数は448万人を超える。
大阪府内においては既に1,300カ所以上のステーションが整備されており、今回の設置によって市営住宅居住者の足元からの交通手段としての活用が期待される。今後もOpenStreetは大阪市住宅供給公社と連携し、ステーションの更なる拡充を進めていく方針を示している。
OpenStreet社は、今後も「HELLO CYCLING」のステーション展開を通じて、地域の移動課題や環境配慮型のまちづくりに貢献していく構えである。シェアサイクルの利便性と持続可能性を活かし、誰もが快適に移動できる都市の実現を目指して、公共住宅をはじめとする生活拠点への導入をさらに加速していく方針だ。