九州周遊観光活性化コンソーシアム（代表機関：トラストパーク株式会社、代表取締役：山川 修、本社：福岡県福岡市博多区）は、シェアリングエコノミー型着地型観光DX事業モデル「車泊」に取り組んでいる。今回、岐阜県初の車泊スポットが2拠点同時にオープンした。
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「車泊」とは、未利用スペースや不稼働時間帯の駐車場をシェアリング活用するサービスであり、有料車中泊のルール整備を推進している。電源提供型「休憩駐車管理システム（RVパークsmart）」を導入し、通過型地域や過疎地域など通常は泊まることができない場所に滞在する仕組みをつくることで、地域経済の活性化や関係人口増を図る事業である。現在、九州を中心とし、全国64ヵ所で展開している。
新規の車泊スポット開設に際して、中部・関東を中心にキャンピングカーのレンタル事業等を行う株式会社サーバント（代表取締役：千住 敏晃）と株式会社TEN（代表取締役：五十嵐 重人）が共創パートナーとして参加した。トラストパークとサーバントの連携により、岐阜県初の車泊スポットが2拠点同時に8月5日から車泊予約を開始。TENとは埼玉県への新規開設に向けて準備を進めている。今後も、各地域の共創パートナーと連携し、車中泊やバケーションワークの展開を推進する予定だ。
この取り組みは、地域密着型で、各地の事業者との共創・連携を強化しながら、未来の観光業の新しい方向性を示す試みだ。公共交通機関の発達や、所有からレンタルへの価値観の変動で、車離れが叫ばれる最近だが、車中泊で過ごす場が増えることにより、レンタカーを含む車の新しい需要の形として期待される。この取り組みは、地域資源の有効活用と観光振興を両立する画期的なモデルであると言えるだろう。