(出典:株式会社Luup)
株式会社Luupは、福岡県大野城市との連携協定に基づき、2025年9月1日10時より同市でマイクロモビリティシェア「LUUP」の実証導入を開始した。サービス開始時点で市内18箇所のポートに計40台(電動キックボード15台・電動アシスト自転車25台)を配備し、街の移動手段を多様化させる狙いだ。開始初日には大野城市と連携し、市民向けの安全講習会を上筒井ふれあい公園で開催。正しい交通ルールや走行方法を伝え、来場者が実際に試乗できる機会も設けた。
Luupは“街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる”をミッションに、2020年から電動アシスト自転車と電動キックボードを柱としたマイクロモビリティシェア「LUUP」を全国展開している。ポート数は14,800箇所以上、アプリダウンロード数は500万件を突破し、国内最大級の規模に成長。今年秋以降には電動シートボードの導入も予定しており、展開エリアは21都道府県・62市区町村に拡大している。福岡エリアでも最多ポート数を誇るマイクロモビリティシェアサービスとして存在感を高めている。
今回の実証導入により、大野城市では市内回遊性の向上や観光地へのアクセス強化を目指す。「大野城市シェアサイクル導入実証実験事業」の一環として、同市の井本宗司市長は「シェアサイクルを導入することで市民の生活をより豊かにし、市外から訪れる方々にも大野城市の魅力を感じていただきたい」とコメントした。市は歩行者・ドライバー双方が安全に移動できる環境整備を進めていく姿勢を示している。
Luupでは新エリアでの展開時に必ず安全講習や啓発イベントを実施しており、今回もガイドブックの配布や交通ルールテストの案内など、利用者への丁寧な周知を行った。今後は市や地元企業と連携しながらポート数を順次拡大し、生活や観光で訪れる人々の移動をより便利にするとともに、街のさらなる活性化に貢献していく考えだ。