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近畿大学×Luupが実証実験開始 地域活性化と移動利便性向上を目指す

(出典:株式会社Luup)

株式会社Luupと近畿大学は、令和6年12月2日から、近鉄長瀬駅周辺に電動キックボード「LUUP」のポートを設置する実証実験を開始する。同駅は近畿大学東大阪キャンパスの最寄り駅であり、これにより学生や教職員、地域住民の利便性向上と地域活性化を目指す。

(出典:株式会社Luup)

今回の実証実験では、徒歩で約10分かかる近鉄長瀬駅から近畿大学西門までの移動時間がLUUPを利用することで約5分に短縮される見込みだ。専用アプリを活用し、1分あたり10円の料金(5分以内は無料)で利用可能。車両は10台、24時間運用される。利用者はアプリで年齢確認書類を登録し、交通ルールテストで満点を取得する必要がある。また、対物・対人賠償や自己のけがに対する保険が適用され、安全性も確保されている。

今回のポート設置は、近畿大学と東大阪市が平成27年に締結した包括連携協定を基盤として実現した。東大阪市と公益財団法人自転車駐車場整備センターの協力により、長瀬駅北自転車駐車場内に1年間無償で設置される。これにより、学生や地域住民が公道でLUUPを利用できるようになり、学内に限定されていた実験の範囲が広がる。Luupと近畿大学は、今後も東大阪キャンパス周辺の駅へのポート設置を進める計画だ。これにより、近隣住民や通学・通勤者の利便性をさらに高め、地域全体の活性化を目指す。地域と大学、企業が連携し、新たな移動インフラの可能性を模索する取り組みが注目される。

実証実験は令和7年(2025年)12月1日までの1年間行われる予定で、結果次第で更なる展開が期待されている。

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