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「LUUP」札幌市で本格展開。3つの独自安全対策を導入、50ポート・200台で運用スタート

(出典:株式会社Luup)

株式会社Luupは2025年7月31日、北海道札幌市において電動キックボードおよび電動アシスト自転車のシェアリングサービス「LUUP」の提供を開始した。市内50カ所にポートを設置し、車両200台(電動キックボード40台、電動アシスト自転車160台)で運用を開始する。初日には北海道警察東京海上ホールディングスと連携し、赤れんが庁舎ガーデンで交通ルールや安全走行方法に関する講習会を開催した。参加者は実際の車両に試乗し、安全な利用方法を学んだ。

Luupは「街じゅうを駅前化するインフラ」をミッションに、2020年5月の東京開始以降、大阪・京都・名古屋・福岡など全国15都市以上に展開。全国のポート数は14,600カ所以上となり、車両の小型化により狭小スペースでの設置も可能としている。札幌エリア導入にあたり、同社は3つの独自安全対策を導入した。

(出典:株式会社Luup)

1つ目は「手押しゾーン通知」である。大通公園や狸小路など乗車禁止エリアに進入すると、降車を促す通知をアプリ上に表示する。2つ目は「誤進入防止サポート機能」で、進入禁止エリアを事前にマップ上で表示し、走行ルートの確認を促す。3つ目は「市電線路注意喚起POP」で、市電の線路上走行の注意点をポップアップで周知する。これらは電動キックボード、電動アシスト自転車双方に適用される。

利用料金は税込み基本50円+時間料金1分あたり15円で、アプリを用いてポート間の移動を手軽に予約できる。電動キックボード利用には年齢確認書類の提出と交通ルールテストの満点合格が必要である。一方、電動アシスト自転車のみを利用する場合はこれらの条件は不要となる。

札幌市内では、ヨドバシカメラマルチメディア札幌(停車可能台数10台)、COCONO SUSUKINO(4台)、コートヤード・バイ・マリオット札幌(3台)などに主要ポートを設置。今後もポートの増設を予定しており、利便性の向上を図る。

Luupは自治体や地元企業と連携し、安全啓発活動を継続するとともに、都市内移動の選択肢拡大と快適な移動環境の実現を目指す方針である。

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