沖縄では、夏の繁忙期にレンタカーやタクシーが不足する事態が懸念されている。これに対し、那覇市観光の魅力を向上させるため、2023年7月21日より、那覇市にて「那覇市内ぐるっとバス」の運行が開始された。
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株式会社JTB沖縄(代表取締役 社長執行役員:桂原 耕一)が企画し、株式会社琉球バス交通(代表取締役社長:小川 吾吉)が運行するこのプロジェクトは、2023年7月21日から8月20日までの期間毎日、観光客を対象に運行される。特に、新型コロナの感染法の位置づけが「5 類」に移行した後の夏休みとして、2019年度を超える来沖者が予想される中、このバスの存在は非常に大きな意味を持つ。沖縄県の「二次交通利用促進事業」を活用し、首里城公園や波の上ビーチなどの協力を得て実現された。
運行ルートは、波の上ビーチから那覇市内のホテルを経由して、首里城公園までのルートとなっている。停車地は計9ヶ所。具体的には、沖縄ハーバービューホテル、県庁北口バス停、エグゼス那覇、ロワジールホテル那覇、パシフィックホテル沖縄、波の上ビーチ、ノボテル沖縄那覇、ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城、首里城公園である。
利用対象は、観光を目的とした沖縄県への訪問者だ。1日乗車券の料金は、大人500円、小人300円となっており、5歳以下の子供は1名無料で乗車できる。ただし、2人目からの5歳以下の子供は小人運賃が適用される。また、バスの座席数の範囲内での乗車となり、満員時の乗車は不可となる。乗車券の購入はスマートフォンでの二次元コード読み込みを通じて行い、乗車時にはそのコードをバス乗務員に提示するシステムとなっている。
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