(出典：株式会社Luup)
株式会社Luupは、2025年7月31日より札幌市にて電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」の提供を開始した。提供されるモビリティは電動キックボードと電動アシスト自転車であり、札幌市内約50カ所に設置されたポートを拠点に、短距離移動を快適にサポートするものである。
同日には赤れんが庁舎ガーデンにてメディア向け発表会が開催されたほか、東京海上ホールディングスや北海道警察と連携した安全講習・試乗会も実施された。サービス開始を記念し、7月31日から8月9日までの10日間限定で、札幌市内に限り30分間何度でも無料となる「乗り放題キャンペーン」も展開されている。
Luupは「街じゅうを駅前化するインフラをつくる」をミッションに掲げ、電動マイクロモビリティの全国展開を進めている。特に札幌市は、冬期の積雪や凍結による交通課題、公共交通の人手不足、観光地の回遊性など、複数の移動課題を抱える都市である。今回の導入により、こうした地域課題の解決に資するインフラとしての役割が期待されている。
なお、Luupは2024年より北海道美瑛町での期間限定運用も実施しており、観光地における「二次交通」の有効手段としての実績も積み重ねている。札幌においても地域住民の移動利便性向上のみならず、観光・ビジネス需要への対応や街の活性化に貢献することを目指す。
利用には専用アプリ「LUUP」を通じた登録が必要で、電動キックボードの使用時は年齢確認と交通ルールテストの合格が必須となる。通常料金は初乗り50円に加えて1分あたり15円の時間課金制であるが、キャンペーン期間中は30分以内の乗車が完全無料となるため、札幌市内での移動手段として試す絶好の機会といえる。