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「シェア乗りタクシー」関西で拡大、都市部の移動を効率化

(出典:株式会社NearMe)

移動の課題解決に取り組む株式会社NearMe(以下ニアミー)と日本交通グループ関西は、関西エリアで展開する「シェア乗りタクシー」のサービスエリアを11月19日から拡大したと発表した。これにより、大阪市域交通圏(大阪市、吹田市、豊中市、門真市、東大阪市、八尾市、堺市、守口市)が新たに利用可能エリアに加わった。

今年9月には運行時間を従来の夜間限定から朝6時から翌日午前3時(27時)までに拡大するなど、利用者の利便性向上に向けた取り組みを進めてきた。今回のエリア拡大により、都市部を中心とした幅広い地域での利用が可能となり、観光客や日常利用者のニーズに応える狙いがある。

「シェア乗りタクシー」は、複数の利用者が同じ車両を共有することで、通常のタクシー料金の最大50%の割引が適用されることが特長だ。たとえシェアが成立しなくても、通常のタクシーとして運行されるため、利便性が損なわれることはない。また、運行事業者にとっては1回の移動で複数の乗客を運ぶことで効率が向上し、生産性の向上が期待されている。関西エリアでは2025年4月に大阪・関西万博が予定されており、観光需要の増加が見込まれている。

予約はニアミーの専用アプリまたはウェブサイトで行い、事前オンライン決済のみとなる。料金はシェア成立状況に応じて変動するが、通常料金の半額になるケースも多い。都市部での移動の選択肢として「シェア乗りタクシー」の普及が進むことで、交通渋滞や環境負荷軽減といった課題解決にも寄与すると期待されている。ニアミーは今後も全国的な展開を視野に、AIを活用した効率的な移動手段を提供する取り組みを続けるとしている。

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