(出典:Future株式会社)
Future株式会社は、株式会社レモリフ、株式会社浜屋とともに、「TEAM EXPO 2025 共創チャレンジ MOTTAINAI OSEKKAI プロジェクト」を発足した。2025年4月25日、大阪・関西万博のTEAM EXPOパビリオンステージにて、モビリティを軸に据えた「幸循環社会」の未来構想を発表した。
(出典:Future株式会社)
同プロジェクトは、地域の資源循環と交通を連携させたGX(グリーントランスフォーメーション)実現型のビジネスモデルである。「MOTTAINAI」の思想のもと、地域に眠る家電や金属、自動車・自転車部品などのリユース資源を再流通し、収益化する。その利益を「OSEKKAI」の精神で地域に還元する仕組みを構築している。
具体的には、環境に配慮したEVモビリティを観光地などに設置し、移動に困難を抱える高齢者や観光客の二次交通手段として活用可能にしている。交通連携プラットフォーム「GOGO!シェア」では、アプリからEVバイクや電動アシスト自転車を予約・利用でき、伊丹空港や小豆島、豊島、香川県各地で導入が進んでいる。
(出典:Future株式会社)
中でも、免許不要で16歳以上から利用できる特定小型原付「GOGO!R」は、都市部でも離島でも使いやすい設計で、次世代モビリティとして注目される存在となっている。1000kmの航続距離を誇る「FUTURE1000」などのEV自転車も展開し、観光と日常生活の双方を支える移動インフラとして地域に根付きつつある。
プロジェクトは、関西・四国地域を中心に約70の地元企業と連携している。瀬戸内国際芸術祭などの国際的イベントとも連動しながら、持続可能な地域づくりと観光振興、GX実現を一体的に推進している。万博を機に注目を集める本取組は、今後の地域循環型社会のロールモデルとなり得るであろう。