(出典:WHILL株式会社)
WHILL株式会社は、企業向け「WHILL福利厚生パッケージ」がトーカドエナジー株式会社に導入されたことを発表した。本パッケージは、従業員や役員、その家族の健康維持と、介護と仕事の両立を支援するものであり、近距離モビリティWHILLを手軽に利用できる社内体制を構築することで、ライフステージやライフスタイルの変化に応じた働きやすい環境づくりを目指す。
(出典:WHILL株式会社)
日本では65歳以上の人口が全体の3割に迫り、要介護・要支援認定者は約723.5万人(2024年)と増加傾向にある。2人に1人以上が仕事をしながら家族の介護に携わっており、介護離職も年々拡大している。2025年4月には育児・介護休業法が改正され、働く世代が介護と仕事を両立できる環境整備が一層求められている。
トーカドエナジー社はワークライフバランス重視の姿勢を持ち、休暇制度や時間休制度など、多様な働き方を支える制度を整備してきた。今回の導入は、「介護に付きっきりにならず家族に自立した生活を送ってほしい」「親には元気でいてほしい」といった社員の声を受けて実現したものである。
WHILLは免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティで、段差乗り越えや小回り性能、快適な乗り心地などが特長である。福利厚生パッケージでは、導入企業の従業員とその家族が負担少なく利用できる体制を提供し、高齢家族の移動や介護に関する不安を軽減する。これにより、安心して働き続けられる職場環境の実現と、障がい者配慮や多様な人材活用といったダイバーシティ推進にも寄与する。
WHILL社は今後も同パッケージを通じ、さまざまな企業と連携し、年齢や障がいの有無を問わず誰もが快適に働き続けられるインクルーシブな職場づくりを支援していく方針である。