新型コロナウイルスの影響で高齢者の外出頻度は大きく下がっている。WHILL株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長 CEO：杉江理、以下「WHILL社」）の調査によると、65歳以上の7割近くが新型コロナウイルスの流行により外出頻度が減ったという。一方で、9割近くが外に出る機会が増えれば、社会との関わりを持つことにより前向きになれると回答。旅行や外出への意欲は依然として高いようだ。
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このような背景を受け、WHILL社は、高齢者の外出機会増加を後押しするため、株式会社エイチ・アイ・エス（以下「HIS」）と協業し、HISがチャーターするクルーズ旅行で近距離モビリティWHILLの試乗・レンタルが可能となるサービスを提供することを発表した。
具体的には、2023年8月2日出発のクルーズ旅行「MSCベリッシマ 夏休みねぶたに沸く東北夏祭りとよさこい祭り 釜山クルーズ10日間」にて、WHILLの試乗やレンタルが可能となる。さらに、7月1日よりHIS新宿本社営業所でもWHILLの購入やレンタルが可能となり、今夏の旅行需要の高まりに対応する。
WHILLは免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティであり、高いデザイン性を持ち、5cmの段差も乗り越え可能で、小回り能力も高く、滑らかな乗り心地が特長だ。これにより、長時間の移動に疲れやすいシニア世代を含む、誰もが快適に旅行体験を満喫できる。
WHILL社は現在、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」ことを目指して、大型施設などを運営する法人向けに「WHILLモビリティサービス」の展開を進めている。今後も、WHILLを気軽に利用できるスポットが増えることが期待されている。
日本社会が高齢化する中で、WHILL社の試みは高齢者の活動範囲を拡大し、旅行体験を一層豊かにするものである。これは、高齢者にとってより暮らしやすい社会を目指す一助となるだろう。
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