(出典:WHILL株式会社)
アンビシャスグループ北海道傘下のAGHトヨタ札幌株式会社とWHILL株式会社は、免許不要で歩行領域を走行する近距離モビリティ「WHILL(ウィル)」を活用した新たな取り組みを開始すると発表した。第一弾として北海道ユニバーサルツーリズム推進協議会(HUT)と連携し、2025年8月1日から札幌駅でウィルのレンタルサービスを提供する。夏の旅行需要期に合わせ、日常利用から観光まで幅広いシーンで安心快適に移動できる環境を整える狙いである。
AGHトヨタ札幌は、札幌と函館を中心に展開していたトヨタ販売店事業の統合により2025年4月に設立された。地域に根差したモビリティ事業を包括的に展開する体制を整え、免許返納後の移動や自転車代替、さらに「たまに使いたい」といった要望にも応えるサービスを提供している。今回のウィル導入もその一環であり、社会的背景として高齢化や多様化が進む中、柔軟な移動手段を提案する役割を担う。
(出典:WHILL株式会社)
札幌駅でのレンタルサービスでは、観光や買い物などの日常利用に加え、折りたたんで車載できる利便性を活かして郊外や観光地へ足を伸ばすことも可能となる。ウィルは電動で簡単に操作でき、体力や周囲を気にせず自分のペースで移動できる点が特徴である。普段は車椅子を使わないが長距離歩行は負担になる人や、車椅子を押す家族にとっても、自由度の高い移動を実現するモビリティとして評価されている。
今回の取り組みは、合理的配慮の義務化やインバウンド需要の高まりといった社会の動きに対応するものである。北海道を訪れる国内外の旅行者にとって、観光地や駅周辺を安心して移動できる環境整備は急務となっている。AGHトヨタ札幌とWHILLは今後もステークホルダーとの連携を強化し、札幌駅にとどまらず北海道各地の主要スポットでウィルを活用したサービス展開を予定している。
両社は、誰もが自分らしく自由に移動を楽しめる地域社会の実現を目指し、ユニバーサルツーリズムの推進に寄与していく構えである。