株式会社アズーム（東京都渋谷区、代表取締役：菅田洋司）とPathfinder株式会社（東京都板橋区、代表取締役：小野崎悠介）は、片道レンタカーマッチングサービスでの協業を発表した。この協業は、遊休資産を有効活用し、持続可能な交通システムの構築と二酸化炭素（CO2）排出削減を目指すものである。
両社の協業第一弾として、片道専用レンタカーのマッチングプラットフォーム「カタレン」の新たな発着点をアズームが提供するSaaS型駐車場管理サービス「CarParking One」を導入した埼玉県大宮の月極駐車場に開設した。
「カタレン」とは、利用者とレンタカー事業者がPathfinderが提供するアプリを通じてマッチングし、回送車を利用することで都市間の格安移動が可能となるサービスだ。また「CarParking One」は、駐車場の集客から申込み、契約の締結までをオンラインで完結できるシステムであり、月極駐車場の収益向上と業務削減が実現可能なサービスだ。これらが連携することで、利用者の便利さを向上させると同時に、MaaSの社会実装やCO2削減に貢献していく。
現在の都市部では駐車場の不足と利用効率の低さが問題となっており、今回の協業によって課題解決を目指す。また、利用者が好きな場所で車を借りて、任意の場所に返却できるフリーフロート型カーシェアリングサービスへの対応も視野に入れており、将来的に提供する予定だ。
さらにカーシェアリング市場の進化に合わせて、多くの企業が2050年のカーボンニュートラルを目指し、社用車を電動車（EV）に切り替えてCO2排出の削減を進めている。本協業でも、レンタカーの発着拠点の拡充とEV設備の充実を図り、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて努めていく。