Carstay株式会社は、国内最大級のバンライフ・プラットフォーム事業を展開している。同社は、キャンピングカーや車中泊仕様の車両に限らず、テントを利用した宿泊が可能な普通車のカーシェアリング・サービスを2025年1月より開始予定である。このサービスは、普通車オーナーやレンタカー事業者を対象としており、Carstayのホームページや専用フォームを通じて仮登録が可能となっている。
この新サービスでは、車両とテントをセットで24時間あたり約15,000円でシェアすることができる見込みであり、サービス開始までに100台以上の仮登録を目指している。また、サービスの詳細を説明するオンライン説明会が10月30日、11月4日、11月12日に開催される。
Carstayは、キャンピングカーやテントを活用したアウトドア体験を提供することにより、「バンライフ」と呼ばれる新たなライフスタイルの普及を目指している。バンライフとは、バンを家やオフィスとして利用し、車を移動拠点とする生活スタイルであり、Carstayはこの文化を広めるために事業展開を進めてきた。2020年6月にキャンピングカー特化型カーシェアを開始し、現在約500台の車両と6万人以上の会員を抱えるプラットフォームに成長している。
さらに、同社はキャンピングカーの製造事業にも乗り出しており、「動くホテル」「動く家」としてのキャンピングカーの新たな価値を提案している。こうした動く生活空間の提供は、シェアリング・エコノミー文化の拡大にも貢献することを目指している。今回のサービス拡大によって、普通車のオーナーとアウトドアを楽しむ利用者を結びつけ、バンライフ文化とモビリティ市場のさらなる発展を促進するとしている。
Carstayは、キャンピングカーを通じた新たな旅と暮らしの形を提供し続け、今後も多様なモビリティサービスを通じて、人々の生活を豊かにすることを目指していく。