距離で支払う新しい形のマイカーサービス「エンキロ」が、2023年9月1日よりサービスを開始した。これは、DRD4株式会社 (本社:東京都港区、代表取締役:瀬川慶一)によって提供される。
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従来のマイカーリースは月額料金が固定で、走行距離に関係なく同じ金額が請求されるものが一般的であった。しかしエンキロでは、月額基本料金を抑えたうえで、実際の走行距離に応じて料金を支払う形式を採用。そのため、週末中心の使用や、近所を中心とした利用の方など、走行距離が短いユーザーには非常に魅力的なサービスとなっている。
エンキロの特徴は、残存価格のが比較的に高い車種から厳選された国産車や輸入車から選べること、月額基本料金に税金や定期メンテナンス、車検代などが含まれていること、そして申し込みから納車までをネットのみで完結でき、車両は自宅で納車できることだ。
また、エンキロの料金プランは3つ。スタンダードプラン、エコノミープラン、そして定額500kmプランであり、それぞれユーザーの走行距離や予算に合わせて選べる。また、走行距離の計測は車両に装着された通信型デバイスを使用し、GPS情報を元にサーバー上の地図情報と照合・補正を行い計算する。
サービス提供の背景には、一般的なマイカーリースの平均的な設定走行距離と実際の日本の平均走行距離に大きな差があることがあった。特に、休日中心の利用者には、新しい形のリースプランが必要だと考えられ、新サービス開始に至った。
運営会社DRD4株式会社は、2023年3月にはサイバーエージェント・キャピタル、W fund、East Venturesを新たな株主として迎え入れ、約1.1億円の資金調達を実施している。これを皮切りに、自動車・モビリティファイナンス領域でのさまざまな提案を行っていく予定だ。距離での支払いを基本とした新しい形のマイカーサービス「エンキロ」が、多くのユーザーにとって新しい選択肢となり、よりフレキシブルなカーライフを選択できることが期待される。