「物流2024年問題」という課題を背景に、ラストワンマイル物流の担い手不足が深刻化している。この問題の解消を目指す形で、金融包摂型FinTechスタートアップであるGlobal Mobility Service株式会社(以下、GMS)と、ハコベル株式会社(以下、ハコベル)が提携を実現させた。
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コロナ禍以後、ECサービスの利用増に伴い、配送の需要は急増している。ボストンコンサルティンググループの調査によれば、2027年にはドライバーが24万人不足するという見込みだ。この背景には、2024年問題として指摘される働き方改革関連法によるトラックドライバーの時間外労働規制がある。軽自動車運送の規制緩和に伴い、個人事業主としてのドライバー増加が期待されているものの、軽配送業に参入する際の車両調達やローン審査が障壁となっている。
そんな中、GMSとハコベルが連携し、最短1ヶ月からのリース契約が可能な軽配送業の開業支援プランを提供することとなった。この取り組みは、新規や既存のハコベル利用者に「GMSおためしリースル」という配送ドライバー専用のカーリースを紹介するものである。
「GMSおためしリースル」は、最短1ヶ月からの中古車の軽バンリースが可能であること、審査の通過率が90%台と高いこと、納車前後の充実したカーメンテナンスが提供されることが魅力として挙げられる。
この提携は、ラストワンマイルの物流の担い手不足問題の解決策として、大きな一歩だ。GMSとハコベルの連携が、日本の物流業界の未来を刷新する鍵となることを期待する。