2024年7月1日、広島空港に「RENT-A-Car. Port ~のりんちゃい~」がオープンする。「のりんちゃい」は広島弁で「乗りましょう」を意味し、空港利用者の利便性向上を目指した施設である。
従来、広島空港でレンタカーを借りる際には、旅客ターミナルビルから各レンタカー会社の営業所まで、送迎車で移動する必要があった。移動には5~10分を要し、特に悪天候時には不便を感じることもあった。しかし、新たに開業するレンタカーポートでは、複数のレンタカー会社が一か所に集約されており、徒歩で直接アクセスが可能である。これにより、送迎を待つ手間が省かれ、スムーズに車を借りることができるようになる。
このレンタカーポートには、ニッポンレンタカー、トヨタレンタカー、タイムズカー、日産レンタカー、オリックスレンタカー、マツダレンタカー広島など、主要なレンタカー事業者が参加している。新たな事業者も加わり、利用者にとっては車種や価格の選択肢が広がることとなる。
また、広島空港は広島県の中央に位置しており、県内各地へのアクセス拠点として非常に便利である。「広い島」をテーマにした地元密着型の観光ガイドも提供されており、レンタカーを利用することで、地元の人々しか知らない隠れた名所や、特別な宿泊施設、グルメ、カフェなどを楽しむことができる。広島空港のウェブサイトやInstagramでも、地域の魅力が発信されており、旅行者にとって新たな発見が期待される。
この夏、広島空港からの新たな出発点として、車での移動が一層便利になり、広島県や中四国地方の観光が一層楽しくなることが予想される。